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2017年12月 7日

小岩広宣社労士の「人材サービスと労務の視点」49・「ねんきん定期便」の記載事項

Q 従業員に日本年金機構から「ねんきん定期便」が届いていますが、この内容について質問がありました。
 これはいつ頃、届くものなのでしょうか。また、人によって様式が違ったり、書かれている内容が違ったりするのでしょうか。

koiwa1.png いわゆる年金記録問題への対応の一環として、すべての年金加入者と受給者に対して送付された「ねんきん特別便」のあとを受けて、2009年から毎年定期的に実施されているのが「ねんきん定期便」です。年金加入期間や老齢年金の見込み額等が記載され、すべての年金加入者に対して毎年一回送付されています。

 「ねんきん定期便」には、ハガキのものと封書のものの2種類があります。35歳、45歳、59歳の筋目年齢の人には封書のものが、それ以外の年齢の人にはハガキのものが送られます。主な記載項目は、それぞれ以下の通りです。

【35歳、45歳、59歳以外の人(ハガキ)】
・これまでの年金加入期間 
・これまでの加入実績に応じた年金額(50歳以上は老齢年金の見込み額)
・これまでの保険料納付額
・最近の月別状況

【35歳、45歳、59歳の人(封書)】
・これまでの年金加入期間 
・これまでの加入実績に応じた年金額(59歳は老齢年金の見込み額)
・これまでの保険料納付額
・これまでの年金加入履歴
・これまでの厚生年金保険における標準報酬月額などの月別状況
・これまでの国民年金保険料の納付状況


 「ねんきん定期便」は誕生月の2か月前に作成され、誕生月に手元に届くように送られてきますが、1日生まれの人は誕生月の3か月前に作成されるため、誕生月の前月に手元に届くことになります。手元に届いた年金加入記録にもれや誤りがある場合は、封書に同封されている「年金加入記録回答票」に回答することで、確認や修正を求めることができます。

 なお、インターネットサービスの「ねんきんネット」に登録すると、いつでも年金加入期間や老齢年金の見込額等を確認することができます。「ねんきんネット」に登録している人は、2018年度からは順次電子版に切り換えられ、「ねんきん定期便」は郵送されなくなる予定です。パソコンやスマートフォンから簡単に登録できるものですので、ぜひ有効に活用していきたいものです。

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