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2014年11月28日

10月の有効求人倍率は1.10倍  2カ月ぶり回復

n141128.png 厚生労働省が28日発表した10月の有効求人倍率(季節調整値)は1.10倍となり、前月比0.01ポイント上昇した。求人倍率は9月に3年4カ月ぶりに低下したが、再び回復した形だ。

 新規求人倍率は1.69倍で同0.02ポイント上昇し、9月に続く上昇で企業の求人意欲の強さを裏付けている。新規求人数(原数値)は前年同月比1.1%増で、産業別で高いのは医療・福祉が同10.9%増、生活関連・娯楽が同4.7%増、教育・学習支援が同3.0%増など。

 都道府県別では東京都の1.59倍が最高で、最低は埼玉県と沖縄県の0.76倍だった。27都府県で1倍を超えている。

10月の完全失業率も3.5%と再び低下

 総務省が28日発表した10月の就業者数は6390万人となり、前年同月比で24万人増。22カ月連続で増加した。完全失業者は233万人で同30万人減と、53カ月連続の減少となった。

 この結果、完全失業率(季節調整値)は3.5%となり、前月比0.1ポイントの低下。男女別では男性が3.8%で同0.1ポイント上昇、女性が3.2%で同0.2ポイントの低下となった。

 形態別雇用者数では役員を除く雇用者5279万人のうち、正社員は3298万人で前年同月より7万人増。一方、非正規社員も1980万人で16万人増え、非正規比率は37.5%となった。

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