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2016年9月27日

「働き方改革実現会議」が初会合  乱立する会議体、問われる実効性

 安倍晋三首相は27日、長時間労働抑制や、パートなど非正規労働者の待遇改善などを含む働き方の改革に向け、関係閣僚と有識者で構成する「働き方改革実現会議」(議長・安倍首相)の初会合を開いた。年度内に実行計画を取りまとめる方針。類似する会議体が乱立する中で、現場実態に即した実効性のある内容の政策や動きが伴うか、真価が問われる。

 安倍首相は、働き方改革を「最大のチャレンジ」と位置付けている。会議では「スピード感をもって国会に関連法案を提出する」と述べた。

 同会議のメンバーは以下の通り。安倍首相を議長に、加藤勝信・働き方改革担当相、塩崎恭久厚労相、麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官、石原伸晃経済再生担当相兼内閣府特命担当大臣(経済財政政策)、松野博一文部科学相、世耕弘成経済産業相、石井啓一国土交通相、女優の生稲晃子氏、岩村正彦氏(東大大学院法学政治学研究科教授)、大村功作氏(全国中小企業団体中央会会長)、岡崎瑞穂氏(オーザック専務取締役)、金丸恭文氏(フューチャー会長兼社長グループCEO)、神津里季生氏(連合会長)、榊原定征氏(経団連会長)、白河桃子氏(相模女子大学客員教授、少子化ジャーナリスト)、新屋和代氏(りそなホールディングス執行役・人材サービス部長)、高橋進氏(日本総合研究所理事長)、武田洋子氏(三菱総合研究所政策・経済研究センター副センター長チーフエコノミスト)、田中弘樹氏(イトーヨーカ堂人事室総括マネジャー)、樋口美雄氏(慶大商学部教授)、水町勇一郎氏(東大社会科学研究所教授)、三村明夫氏(日本商工会議所会頭)。

 

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