ニュース記事一覧へ

2016年12月21日

小規模企業の給与額2.3%増  厚労省の毎月勤労統計特別調査

 厚生労働省が21日発表した2016年毎月勤労統計特別調査によると、全国の小規模事業所(常用労働者1~4人)の7月の現金給与額は19万5701円(前年比2.3%増)となった。時給ベースでも1356円(同2.8%増)。賞与なども加えた年間平均給与月額(15年8月~16年7月)は22万7246円(同4.7%)とさらに伸びた。

 小規模事業所の現金給与額は、11年以降は15年の同0.4%減を除くといずれも5人規模以上の事業所を上回る率で伸びており、今年は5人規模以上の同0.1%増を大きく上回った。賃金を上げて人材確保を図らなければならない苦しい台所事情がうかがえる。

 調査は8~9月、全国の2万2004事業所を対象に実施し、1万9714事業所から有効回答(回答率89.6%)を得た。

PAGETOP