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2017年3月 3日

1月の有効求人倍率は1.43倍の横ばい

n170303.png 厚生労働省が3日発表した1月の有効求人倍率(季節調整値)は1.43倍で前月と同じ水準だった。バブル崩壊後の1991年後半に並ぶ水準を持続している。都道府県別では福井県の1.97倍が最高で、最低は北海道と高知県の1.15倍。全都道府県で1倍を超えている。

 新規求人倍率は2.13倍で前月から0.06ポイント低下した。新規求人数(原数値)は前年同月比3.6%増。製造業の同7.7%増、その他サービス業の同5.7%増、教育・学習支援業の同5.4%増などの人手不足が目立つ。

1月の完全失業率は3.0%、0.1ポイント低下

 総務省が3日発表した1月の就業者数は6470万人で、前年同月比46万人増、49カ月連続の増加となった。完全失業者は197万人で同14万人の減少、80カ月連続の減少となった。

 この結果、完全失業率(季節調整値)は3.0%で前月比0.1ポイント低下した。これは1995年初頭の水準で、完全雇用にさらに近づいている。男女別では男性が3.1%、女性が2.7%で、男性が同0.3ポイントの大幅低下をみせた。

 形態別雇用者数では役員を除く雇用者5455万人のうち、正社員は3407万人で前年同月より65万人増。非正規社員も2047万人で同3万増となり、非正規率は37.5%だった。非正規のうち派遣社員は124万人で同11万人減少した。

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