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2017年4月26日

来春の大卒求人倍率は1.78倍  大企業は倍率低下 ワークス研究所調査

 リクルートワークス研究所が26日発表した来春の大卒求人倍率は1.78倍(前年比0.04ポイント増)となり、6年連続で上昇した。リクルートキャリアによる4月1日時点の大卒内定率は14.5%(同4.8ポイント増)と前年を大きく上回っているが、企業の旺盛な採用意欲が反映されていることが裏付けられた形だ。

 しかし、企業規模によって求人倍率には大きな差があり、従業員300人未満では6.45倍(同2.29ポイント増)にも達しているのに対して、5000人以上の大企業では0.39倍(同0.2ポイント減)と買い手市場に逆転。就活生の根強い大企業志向が反映されている。

 業種別では流通業の11.32倍(同4.34ポイント増)と建設業の9.41倍(同3.16ポイント増)がダントツに高く、この2業種では採用活動がかなり厳しくなりそうだ。

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