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2017年6月30日

5月の有効求人倍率は1.49倍  人手不足強まる

c170630.png 厚生労働省が30日発表した5月の有効求人倍率(季節調整値)は1.49倍となり、前月比0.01ポイントの上昇となった。3月から3カ月連続の上昇。この水準は、第1次石油ショックが起きた直後の74年前半に記録した1.5~1.6倍台に迫る水準だ。

 倍率も1月の1.43倍から4月には1.48倍にハネ上がっており、新年度の人手不足がさらに強まりそうな情勢だ。都道府県別(就業地別)では福井県の2.13倍が最高で、最低は北海道の1.13倍と前月と同じだった。

 新規求人倍率は2.31倍で前月比0.18ポイントの大幅上昇となった。新規求人数(原数値)は前年同月比6.9%増。業種別では製造業の同11.5%増、運輸・郵便の同10.4%増、その他サービス業の同10.4%増が2ケタ増となるなど、人手不足がさらに深刻化している様子だ。

5月の完全失業率は3.1%に上昇

 総務省が30日発表した5月の就業者数は6547万人で、前年同月比76万人増、53カ月連続の増加となった。完全失業者は210万人で同7万人の減少、84カ月連続の減少となった。

 この結果、完全失業率(季節調整値)は3.1%となり、前月比0.3ポイント上昇した。失業率は2月から3カ月連続で2.8%の水準が続いていたが、5月で“一服”状態となった。男女別では男性が3.2%、女性が2.9%で、男女とも0.3ポイント悪化した。

 形態別雇用者数では役員を除く雇用者5441万人のうち、正社員は3437万人で前年同月より50万人増。非正規社員も2003万人で同5万人増となり、非正規率は36.8%と前月比0.3ポイント低下した。非正規のうち派遣社員は132万人で同1万人増加した。
 

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