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2017年7月 7日

16年度の苦情などは9299件  厚労省の虚偽求人票調査

 厚生労働省は7日、2016年度の「ハローワークにおける求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に係る申出等の件数」を発表した。それによると、寄せられた苦情などの件数は9299件で、前年度に比べて1638件、15.0%と大幅に減少した。

 申し出の内容の上位は、「賃金」が2636件で最も多く、「就業時間」が1921件、「職種・仕事の内容」が1311件で続いた。「 求人票の内容が実際と異なる」件数は3608件と3分の1を占めた。

 これに対するハローワークの対応状況は、求人票の内容が異なったケースでは「求人票の内容を変更」が982件、「求人票に合わせ労働条件等を変更」が196件などだった。

 厚労省は12年度から件数調査を開始。3年連続で件数は増え続けたが、是正指導の結果、15年度から2年連続で件数が減少した。申し出先は「ハローワーク求人ホットライン」(03・6858・8609)へ。

 

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