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2017年8月21日

派遣社員の実稼働者数、前年同期比で2ケタの伸び 派遣協4~6月期調査

 日本人材派遣協会が21日発表した2017年第2四半期(4~6月)の派遣事業統計調査(498事業所)によると、派遣社員の実稼働者数は平均34万3260人(前年同期比11.0%増)となった=グラフ。13年第3四半期(7~9月)から16四半期連続で増加しており、今期の増加率は08年の統計開始以来、初めての2ケタ台。人手不足が加速し、正社員、パート・アルバイトなど、すべての雇用形態で企業の求人意欲が高まっている模様だ。

 業務別では、割合の大きい「一般事務」が11万4668人(同3.3%増)、「機器操作」が7万333人(同4.1%増)、「製造」が1万719人(同16.0%増)と堅調。また、伸び率の高さでは「情報処理システム」の8216人(同27.1%増)、「貿易」の7476人(同20.3%増)が際立った。

 短期派遣の「日雇い」は延べ8万2865人(同2.0%減)となり、6四半期ぶりに減った。紹介予定派遣は5550人(同8.2%減)、成約件数は2712件(同6.0%減)だった。

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