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2017年11月17日

大卒内定率は75.2%の過去最高  10月1日時点、厚労・文科両省調べ

 厚生労働、文部科学両省が17日発表した来春卒業の学生の採用内定率(10月1日時点)は、大学生で75.2%(前年同期比4.0ポイント増)と2年連続で上昇し、昨年に次いで70%台を記録、1996年の調査開始以来の過去最高となった。人手不足を背景に、学生側の売り手市場が鮮明になっている。これまでの最高は97年の73.6%。

 大卒の場合、公私別では国公立が73.3%(同5.7ポイント増)、私立が75.7%(同3.3ポイント増)。男女別では男子が74.5%(同5.2ポイント増)、女子が76.0%(同2.4ポイント増)。文理別では文系が74.4%(同3.0ポイント増)、理系が78.6%(同7.9ポイント増)。女子と理系の内定率が高い。

 地域別では関東の79.8%(同0.1ポイント増)が最も高く、近畿、北海道・東北、中部も70%台に達しているが、九州は68.7%(同7.1ポイント増)、中国・四国は58.8%(同13.8ポイント増)と差が開いている。

 同調査は大学、短大など112校6250人を対象に実施した。

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