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2017年11月21日

「RPAトレーニング講座」開始へ  パーソルテクノロジースタッフ

 ITエンジニア派遣のパーソルテクノロジースタッフ(瀬野尾裕社長)は21日、12月からRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)分野の人材派遣を目的に、未経験者を対象にした「RPAトレーニング講座」を始める、と発表した。

n171121.jpg RPAは、企業が導入している複数ソフトをまたいで運用できる新しいソフトで、主にバックオフィスの事務作業を代替する。大掛かりなシステム変更が不要で、コストも低いことから、欧州では3分の1を超える多くの企業が導入しているが、日本では14%程度にとどまっている。しかし、人手不足が今後も本格化すると予想されることから、市場規模は現在の20億円程度から、4年後には82億円規模に拡大するとの試算もある。

 同社は、こうした市場拡大をにらみ、RPA分野のシステム開発の未経験者を対象に研修を実施、企業へ派遣する。研修は、同社の登録者でシステム開発の経験者が対象。RPAソリューションの基本操作を学んでもらい、導入を希望している企業に派遣する。同社では現在、首都圏で展開しているサービスを関西にも広げる計画だ。

 開発責任者のパーソルプロセス&テクノロジー社プロセスエンジニアリング部の小林徹氏は「導入のハードルが低いことから、今後、急成長の見込める分野。10月に開かれた『AI・業務自動化展』=写真=に出展した時は約5000人の来展者があった。今後の労働市場のひっ迫を考えると、導入企業は大幅に増えると見込まれる」と話している。

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