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2017年11月29日

賃上げ率、ようやく2%台回復  厚労省の17年賃金引上げ調査

 厚生労働省は29日、2017年「賃金引上げ等の実態調査」を発表した。それによると、1人平均の賃上げ額は5627円(前年比2.0%増)となり、前年の5176円(同1.9%増)より賃上げ額、賃上げ率とも上回った。

 賃上げ率は金融システム危機のあった1998年の2.3%以後、1%台が長期にわたって続いたが、景気回復と人手不足で徐々に高まり、今年になってようやく2%台に回復した。

 調査は製造業などは常用労働者30人以上、それ以外は同100人以上の企業から抽出して8月に実施。有効回答1812社のうち、1606社分を集計した。平均賃金は残業代、休日手当などを除いた所定内賃金。

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