パソナグループが１２日発表した２０１７年１１月連結中間決算（６～１１月）によると、売上高は１５０６億１９００万円（前年同期比１０．０％増）、営業利益は２６億１８００万円（同約３．４倍）、経常利益は２６億３４００万円（同約３．５倍）、中間利益が４億７０００万円（同８億１６００万円の損失）の大幅な増収増益となった。中間期としては２年連続で損失を計上してきたが、３年ぶりにプラス転換した。
企業の人手不足を背景に、主要事業のエキスパート（人材派遣）が売上高７８４億９１００万円（同９．８％増）、インソーシング（委託・請負）が３９１億９７００万円（同８．６％増）、アウトソーシングが１６２億４９００万円（同１１．７％増）など、全事業で売り上げを伸ばした。
期末配当は当初予定の１株１２円を据え置いた。通期見通しも売上高３２３３億円（前期比１５．３％増）、営業利益５６億５０００万円（同２５．９％増）、当期純利益１０億円（同１億２９００万円の損失）の黒字転換の予定。
