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2018年3月 2日

1月の有効求人倍率は1.59倍、前月と同水準

n180302.png 厚生労働省が2日発表した1月の有効求人倍率(季節調整値)は1.59倍となり、前月と同じだった。依然として、第1次石油ショック直後の74年前半に記録した1.5~1.6倍と並ぶ高い水準が続いている。都道府県別(就業地別)では富山県の2.16倍が最高で、最低は北海道と高知県の1.26倍だった。

 新規求人倍率は2.34倍で前月比0.04ポイント下落。新規求人数(原数値)は前年同月比2.3%増で、業種別では製造業の同8.0%増、教育・学習支援の同4.9%増、運輸・郵便の同3.9%増、医療・福祉の同3.1%増などで増えている。

 また、正社員の有効求人倍率(季節調整値)は前月と同じ1.07倍となった。

1月の完全失業率は2.4%の大幅低下

 総務省が2日発表した1月の就業者数は6562万人で、前年同月比92万人増、61カ月連続の増加となった。完全失業者は159万人で同38万人の減少、92カ月連続の減少となった。

 この結果、完全失業率(季節調整値)は2.4%と前月比0.3ポイントの大幅低下となった。これは1993年前半当時の2.3~2.5%に並ぶ水準。男女別では男性が2.5%、女性が2.2%。前月比では男性が0.3ポイント、女性が0.5ポイントとどちらも大きく下げており、就業者数の一段の増加がうかがえる。

 形態別雇用者数では役員を除く雇用者5566万人のうち、正社員は3447万人で前年同月より40万人増。非正規社員も2119万人で同72万人増となり、非正規率は38.1%と前月より0.4ポイント上昇した。非正規のうち派遣社員は143万人で同19万人増加した。
 

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