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2019年5月15日

14.5%が「不適切な質問受けた」  連合の就職差別に関する調査

 連合が15日発表した「就職差別に関する調査2019」によると、企業の面接試験でプライバシーや外見など、仕事の能力とは関係ない不適切な質問・発言を受けた人が14.5%あったことがわかった。

 不適切とされる質問のうち、「転勤できるかどうか」は42.3%、「家族構成」は39.1%、「残業・休日出勤の可否」は34.7%、「本籍地や出生地」は31.6%の人がそれぞれ質問を受けていた。

 質問・発言の具体的内容は、「女性だから出産・育児で抜けるのだろう」(20歳女性)、「恋人はいる?」(29歳男性)、「太ってるね」(21歳女性)、「写真よりも実物のほうが可愛い」(23歳女性)など、面接者の意識の低さをうかがわせる質問もあった。

 調査は4月上旬、最近3年以内に採用試験を受けた新卒、中途採用者のうち、18~29歳の男女500人ずつの計1000人から有効回答を得た。

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