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2019年5月17日

昨年の労災死者は909人  対前年69人減、厚労省確報値

 厚生労働省が17日発表した2018年「労働災害発生状況」(確定値)によると、年間の労災死者は909人で、前年より7.1%、69人の減少となった。しかし、休業4日以上の死傷災害者は12万7329人で、同5.7%、6869人増となった。死者は2年ぶりの減少、死傷者は3年連続の増加となった。

 死者の多い業種は建設業の309人がトップで、第3次産業の243人、製造業の183人が続いた。休業4日以上では第3次産業が6万53人と半数近くを占め、前年を約4000人上回った。ついで製造業が2万7842人で、やはり前年を1200人近く上回った。

 死者の事故類型では「墜落、転落」が256人で最も多く、「交通事故」の175人、「はさまれ、巻き込まれ」の113人が続いた。休業4日以上では「転倒」が3万1833人で最も多く、全体の4分の1を占めている。 

 

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