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2019年6月10日

30、40代女性の過半数がギャップ意識  働き方の理想と現実、パソナ総研調査

 パソナ総研が10日発表した「女性活躍推進に関する意識調査」によると、働き方で理想と現実のギャップを感じている女性は30~49歳で54.2%にのぼり、最も多かった。20~29歳は47.5%、50~69歳では39.3%だった。

 ギャップについて具体的に聞いたところ、全世代で「収入・待遇が希望と異なる」が50%前後で突出していた。また、働くうえで直面している問題としては、どの世代も「老後の金銭不安」が約3割で最も多く、20代では68%にも達した。

 正社員総合職238人に管理職への意向を聞いたところ、「なりたい」という回答は2~3割で、「なりたくない」が20~40代では半数近くにのぼった。なりたくない理由は「大変そうだから」が6割以上でトップだった。

 これらの結果に同社では、「30、40代の女性は企業では中堅層で活躍を期待される半面、子育てに忙しい時期でもあり、両立に苦労している点が背景にある」と分析している。

 調査は3月、就業中の20~69歳の女性を対象に実施、1988人から回答を得た。

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