厚生科学審議会の疾病対策部会(福永秀敏部会長)は17日、下部審の指定難病検討委員会が18年度から新たに追加指定した「特発性多中心性キャッスルマン病」と、すでに指定されている5疾病との整理統合を了承した。
同様に、下部審の難病対策委員会などで検討してきた難病の医療提供体制について、都道府県の「難病診療連携拠点病院」や「小児慢性特定疾病患者に対する移行期医療支援体制」についても了承した。厚生労働省はいずれも、都道府県への通知を済ませている。
難病対策については、15年の難病法施行から、基本方針、医療提供体制、移行期医療支援体制が構築され、18年度からの国の「難病医療支援ネットワークの整備」もスタートするなど、同法に基づく基本スキームが出そろった形だ。同法では5年後の見直しを規定している。