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2018年1月18日

インターンシップ参加者「1日」が7割  ディスコの大学3年生調査

 就職情報のディスコが17日発表した来春卒業予定の学生に対する就職意識調査(1月1日時点)によると、インターンシップへの参加者で最も多い日数は「1日」が圧倒的に多く、制度の実効性が問われる実態が浮き彫りになった。

 就職後のキャリアプランについては、「一つの会社に定年まで」が48.2%で最も多かったが、前年より1.5ポイント減り、「転職などでキャリア アップを図りたい」が36.6%で前年を1.5ポイント上回った。08年卒の調査開始以来、前者は08年の45.6%に次ぐ低さ。後者は過去最高となった。

 インターンシップの参加者は81.9%(同0.6ポイント増)の高水準だったが、参加期間(プログラム日数)で最も多かったのは「1日」の73.2%(同6.1ポイント増)で、「3日程度」の36.8%、「5日以上」の38.1%を大きく上回っている(複数回答)。経団連が日数要件を撤廃したのが増加要因とみられ、インターンシップ制度が就活と結びついている可能性をうかがわせる。

 調査は1月前半に実施、「キャリタス就活学生モニター」の大学3年生を中心に1028人から回答を得た。

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