ディップが５日発表した２月のアルバイト平均時給は１０５７円で、前月比２．４％増、前年同月比５．９％増となった。対前年では１８カ月連続の上昇となり、２００７年１０月の調査開始以来の最高を記録した。
職種別では２月も、オフィスが１１１９円（前年同月比１０．９％増）と大幅に上がったのをはじめ、ＩＴ・クリエイティブが１１３６円（同１２．１％増）、営業が１２５８円（同１５．５％増）といずれも二ケタ増。１５職種のうち、下がったのは教育の１３５７円（同０．１％減）だけだった。
地域別では関東が１１０２円（同５．５％増）、東海が１０３３円（同５．１％増）、関西が１０５６円（同６．９％増）、九州が９７１円（同７．６％増）と全地域で上がり、上昇幅もさらに広がっている。
２月は春の繁忙を迎える食品・飲料系の製造、スマホのＰＲやリゾート地での業務、バレンタインなどの催事といった季節要因が上昇に拍車をかけた。
同社の求人サイト「バイトル」に掲載された約２３．２万件を基に集計した。
