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2016年12月17日

アドバンスニュース「報道局だより」38・新聞の休刊日

 新聞は1年365日、毎朝または毎夕、お届けするのが本筋である。とは言え、新聞購読者ならご存じの通り、新聞が発行されないお休みの日、いわゆる休刊日がある。紙面にテレビ欄が2日分掲載されている日の翌日を休刊日の“目印”にしている読者も多いと聞く。現在は、全国紙・地方紙も含めて月に1回の休刊日を導入しているのが一般的だ。

tayori.png 新しい年が始まる前に、翌年1年間の休刊日の日程が決まる。目的は、新聞を毎戸に配達してくれる販売店店員、アルバイト学生の慰労と休暇で、「絶対的な休息確保」を新聞発行なしにすることで約束しているような形だ。新聞を印刷する輪転機のメンテナンス日としても有効に活用されている。戦後は元日の翌日を含む年に2回程度が主流だったようだが、1990年代から月一回が定着している模様だ。

 ただし、月一回の休刊を各新聞社が採用している訳ではない。自分の住んでいる県によって「当たり前」と思っていることが、他県と異なるケースもある。例えば、筆者の知る限り、「新聞は毎日発行するのが原点」を社是とする地方紙も存在し、全体から見ると多くはないが、そうした新聞社は2カ月に1回や年4回だけ休刊日を設けるという独自の選択をしている。

 もちろん、月一回を導入している新聞社でも、事前に年間の休刊日スケジュールが決まっているからと言って、絶対にそれに縛られる訳ではない。衆議院が解散して投開票日が予定していた休刊日と重なったり、地元の都道府県知事選が任期満了ではなく突発的に起きたりした場合は、発行を選択するものだ。

 休刊日を読者に事前にお知らせするのには、一定の約束事がある。2日前に「あさっては休刊日です」、前日には「あすは休刊日です」という告知を一面の左下あたりに置くことが鉄則。これをうっかり一面担当デスクらが忘れると、読者と会社上層部から「緊張感が足りない」と厳しいお叱りを受ける。ところで、各社ごとに判断するはずの一般紙の休刊日が、どうしてこんなにも「同日」になるのかは“謎”とされている。

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