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2023年6月 6日

【ブック&コラム】『あそぶ社員研修のススメ』

再評価される社内イベントの実際

c2305_3.jpg著者・赤坂 大樹
幻冬舎メディアコンサルティング、定価990円(税込)


 報酬をちらつかせて従業員のモチベーションを高めようとしても価値観の多様化する時代には通用せず、注目すべきはエンゲージメントだと著者は提案する。そのエンゲージメントを高めるカギはコミュニケーションにあると押さえたうえで、飲み会やタバコ部屋が機能しない今、社内イベントの再評価が加速していると報告している。

 具体的には「チャンバラ合戦」「謎解き脱出ゲーム」「サバイバルゲーム」などの手段があり、コロナ禍では「オンライン運動会」や「SDGsビジネスゲーム」も手がけてきたという。「非日常」はメンタルヘルスの刺激に加え、参加者相互の適性を知る機会になり、フラットな関係の構築、一体感の醸成などを通じて最強のチームビルディングを実現するメリットがあると語る。また、アクティビティの伴う研修には座学とは異なる理解促進作用が認められるとして「あそび×学び」の効用を解説、著者らがプロデュースしてきた9社の研修・イベント事例を紹介している。

 企業人事の読者としては費用対効果の視点でも要チェックだ。


(久島豊樹/HRM Magazine より)

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