帝国データバンクが30日発表した食品主要195社の価格改定動向調査によると、5月の飲食料品の値上げは478品目、平均15%アップが予定され、月間の品目としては今年最低となった。ただ、10月までの公表分では累計1万4409品目に上り、昨年1年間の1万2520品目を上回っている。
5月の中心は、カレールーなどの調味料の192品目、ハム・ソーセージなどの加工食品の137品目。酒類・飲料も48品目が予定されている。6、7月は飲食料品を中心に再び前年を大きく上回る品目の値上げが予定されており、同社は「このペースが続くと年間では2万品目が予想され、値上げラッシュが本格化した22年当時の2万5768品目に並ぶ水準になる可能性がある」と予想している。