ディップが１４日発表した２月のアルバイト時給は平均１２３０円で、前月比１円（０．１％）減、前年同月比３１円（２．６％）増となり、１月までの過去最高更新から"一服"した。前月比は４カ月ぶりのマイナス、前年同月比は２６カ月連続のプラスとなった。
大職種別にみると、専門職が１４６２円（前年同月比１８．２％増）、教育が１６５０円（同１０．０％増）の二ケタ増となるなど、６職種でプラスとなった一方、建設の１４６９円（同１１．５％減）をはじめ３職種でマイナスとなり、職種間のバラつきが目立った。
地域別では関東が１２７６円（同４．７％増）、東海が１２０６円（同４．４％増）、関西が１２２７円（同１．０％減）、九州が１１３１円（同１．３％減）となり、関西は昨年６月から、九州も昨年１２月からマイナスが続いている。
同社の「バイトル」に掲載された求人件数は約２８．６万件で、前月比１１．１％増と大きく伸びた。
一方、リクルートが同日発表した２月のアルバイト・パート募集時平均時給（３大都市圏）は１１４２円（前月比０％、前年同月比２．１％増）となり、伸び率は鈍化傾向にある。求人件数は約１１３．０万件。マイナビが１３日発表した２月のアルバイト・パート平均時給（３大都市圏）も１２１５円（前月比０．３％増、前年同月比３．７％増）となり、再び増加傾向をみせた。
