ディップが１２日発表した８月の全国アルバイト時給は平均１３３３円で、前月比２２円（１．７％）増、前年同月比３４円（２．５％）減と４カ月連続で上昇したが、前年同月比は１２カ月連続のマイナスだった。
大職種別で伸びた業種は、７月に続いて「製造・技能職」の１３２４円（前年同月比１３．９％増）、「事務職」の１４０８円（同９．３％増）など４職種。一方、「教育職」の１６９９円（同１１．４％減）など５職種でマイナスとなり、業種間のバラつきが目立った。
地域別では関東が１４１５円（同１．４％減）、東海が１２９７円（同５．５％増）、関西が１３３５円（同０．５％減）、九州が１１５２円（同１９．６％減）となり、６、７月に続いて九州の落ち込みが大きく、プラスは東海だけだった。
同社の「バイトル」に掲載された求人件数は約３１．３万件で、前月比０．１％減、前年同月比４．１％減と落ち込んだ。
一方、エン・ジャパンが同日発表した８月の全国アルバイト・パート平均時給（募集時）は１２３５円（前月比１．６％増、前年同月比４．３％減）、三大都市圏では１３３９円（同０．９％増、同０．８％減）だった。
リクルートが同日発表した三大都市圏の８月アルバイト・パート平均時給は１２６８円（前月比０％、前年同月比３．９％増）となり、最高水準を維持している。
