連合は22日、中央執行委員会を開いて「2027年春闘基本構想」をまとめた。実質賃金の1%上昇を軌道に乗せる「賃上げノルム」の形成に向けて、賃上げ(定期昇給とベースアップの合計)目標を「6%中心、5%以上」とすることを決めた。
24年から3年連続で実現した「5%以上」をベースに、6%を目標の「中心」とするもの。中小労組は大手との格差是正を図るため「2万円以上、6%以上」、パートなどの非正規労働者は「7%」をそれぞれの目安とする。また、中期目標として、30年に26年水準を15%程度上回る賃金水準に設定している。
連合によると、賃上げ率は24年が5.10%、25年が5.25%、26年が5.01%と3年連続で5%台の高い水準を維持してきた。しかし、中小企業は各4.45%、4.65%、4.69%と全体を下回っており、大手との差は拡大しているのが実情。賃上げ効果が中小まで浸透しなければ、実質賃金のプラス維持や消費喚起につながりにくいため、来年は中小の行方が春闘のカギになるとみられる。


















