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2020年5月20日

「テレワークありき」の勤務体制を 新型コロナ対策で丹羽医師が提言

 神奈川県立循環器呼吸器センターの丹羽崇・呼吸器内科医長(Medifellow株式会社CEO)は20日、パソナグループのベネフィット・ワンが主催するウェブセミナー(ウェビナー)で、「企業が知っておくべきCOVID-19のリアル」と題して講演し、新型コロナウイルスに対する企業の対応策を提言した。

 丹羽氏は、新型コロナウイルスの特性や国内外政府の対策などを解説し、日本のパフォーマンスは良好だが、新型コロナの撲滅は困難であり、「コロナとの共生」を図ることが現実的と指摘。そのうえで、社員に感染者が出た場合は3週間程度休ませなければならないこと、職種ごとに異なる感染リスクの把握などについて、産業医や保健師と共有する重要性を強調。さらに、テレワークありきの勤務体制、欠員が出た場合の補充体制――などについて、事前に社内体制を構築しておくことを提言した。

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