日本生産性本部が22日発表した「労働生産性の国際比較2025」によると、24年の日本の労働生産性は1時間あたり(就業1時間あたりの付加価値)は60.1ドル(購買力平価換算で5720円)でOECD加盟38カ国中28位、1人あたりは年間9万8344ドル(同935万円)で同29位だった。
時間あたりでは前年の26位から2ランクダウン、1人あたりでは横ばいとほとんど変化はみられなかった。同本部によると、物価変動を調整した実質ベースでは、上昇率はマイナス0.6%で、23年のプラス0.1%からマイナスに転落。順位も16位から33位に大きく後退した。
一方、製造業についてみると24年の生産性は8万411ドル(同1188万円)で、加盟35カ国中20位と、前年より1ランク下がった。対ドルレートが円安に振れているため。2000年代の最高水準から、15年以降は17~19位に低迷し続け、上昇の気配はない。






















