厚生労働省が30日に発表した昨年12月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.1ポイント増の1.19倍となった。これまでの7カ月連続の下降・横ばい局面から、わずかながら8カ月ぶりに上昇した。
企業側の有効求人数約226万人(原数値、前年同月比6.1%減)に対して、有効求職者数は約177万人(同1.0%減)で、依然として企業側の求人減が進んでいる。都道府県別(就業地別)の倍率は福井県の1.80倍が最高で、最低は福岡県の0.98倍だった。
先行指標の新規求人倍率も、前月比0.03ポイント上昇の2.17倍となった。新規求人数(原数値)は前年同月比2.4%減となった。産業別では「教育、学習支援業」が同4.0%増となったものの、就労者の多い「情報通信業」は同10.5%減、「宿泊、飲食サービス業」も同7.0%減、「卸売、小売業」も同6.5%減と大きく減り、全11産業のうち8産業でマイナスとなった。
また、正社員の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.01ポイント上昇の0.99倍となった。
この結果、2025年の年間平均では有効求人が前年比3.5%減、有効求職者が同1.2%減となり、有効求人倍率は1.22倍(同0.03ポイント減)と2年連続で低下した。
12月完全失業率は2.6%、年間平均も2.5%の横ばい
総務省が30日発表した12月の就業者数は約6842万人で、前年同月比31万人増と41カ月連続の増加。完全失業者は同12万人増の約166万人と5カ月連続で増えた。この結果、完全失業率(季節調整値)は前月と同じ2.6%となった。これは24年7月と同水準で、5カ月連続の横ばいとなっている。
男女別では男性が2.9%、女性が2.3%で、男性は前月と同じ、女性は0.1ポイント上昇した。
完全失業者166万人のうち、「勤務先都合」による離職は約19万人(同1万人増)で、「自己都合」離職は約69万人(同1万人減)。この結果、「新たに求職」は約49万人(同11万人増)となった。
一方、形態別雇用者数では役員を除く雇用者5870万人のうち、正規従業員は3735万人(前年同月比77万人増)で26カ月連続の増加。非正規従業員は2135万人(同44万人減)と5カ月連続で減り、この結果、非正規比率は36.4%(同0.9ポイント減)となった。
非正規の内訳はパートが1042万人(同14万人増)、アルバイトが492万人(同23万人減)、契約が274万人(同16万人減)、派遣が153万人(同水準)、嘱託が101万人(同5万人減)となり、パートの増加が目立った。
この結果、2025年の年間平均では就業者6828万人(前年比47万人増)と5年連続の増加。完全失業者は176万人(同水準)となり、完全失業率も前年と同じ2.5%だった。また、労働力人口(15歳以上の就業者と失業者の合計)は7004万人(同47万人増)となり、初めて7000万人台に乗った。女性、高齢者の増加が主要因。






















