ニュース記事一覧へ

2026年10月23日

23年3月卒の大学生は31.2% 3年以内離職率、2年連続低下 厚労省

 厚生労働省は23日、2023年3月に卒業して就職した学生の3年以内の離職状況を発表した。それによると、大卒の離職率は31.2%(前年比2.6ポイント減)、高卒は36.9%(同1.0ポイント減)、中卒は54.5%(同0.4ポイント増)となった。

 大卒は21年まで3年連続の上昇だったが、22年から2年連続で低下した。高卒も2年連続で低下しており、人手不足を背景に人材の引き留めを図る企業努力が奏功していると推測される。

 大卒の場合、1年目の離職率は11.0%、2年目は10.9%、3年目は9.3%で、1~3年目ともに前年より低下した。同様に、高卒も各17.4%、11.0%、8.5%と前年より低下傾向を示している。

 しかし、企業規模が小さくなるほど離職率が高くなる傾向は例年と変わらず、大卒の場合、従業員1000人以上の大企業が24.2%(同2.8ポイント減)だったのに対して、同5~29人の中小企業では50.6%(同1.4ポイント減)と半数を超え、同5人未満の零細企業では58.2%(同0.7ポイント増)と前年を少し上回った。

 産業別でも大卒は例年と同様に、宿泊・飲食サービス業が49.9%(同5.5ポイント減)で最も高く、生活関連サービス・娯楽業が49.8%(同4.9ポイント減)で続いたが、いずれも50%台を下回った。

 これに対して、電気・ガス業は11.8%(同0.6ポイント減)、製造業は18.8%(同2.4ポイント減)と他産業よりは低いうえ、どちらも前年を下回った。その他を除く全17産業で前年を下回った。

 調査は、企業がハローワークに提出した雇用保険の加入届を基に、学歴ごとに就職者数、離職者数(23年3月~26年3月)を算出した。

【関連記事】
22年3月卒の大学生は33.8%
3年以内離職率、4年ぶり低下 厚労省(2025年10月24日)

PAGETOP