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2020年6月30日

【ブック&コラム】『モチベーション下げマンとの戦い方』

頑張りを守るテクニックを紹介

c2006.jpg著者・西野 一輝
朝日新聞出版、定価790円+税


 「無理することないよ」「どうせ無駄だから」「適当にやろう」と人のやる気を下げる言動・態度がどの職場にも見られるかもしれない。数々の職場を知る組織コンサルタントの著者はそうした負の働きかけをする人々を「モチベーション下げマン」(MSM)と名付け、対処法を本書に綴っている。

 MSMの言動は善意のアドバイスや承認の表現だったりするので、相手の真意を察してうまくかわすのも1つの方法だと提案する。例えば、「自分は鈍感なので」「図星です」とあえてその場は相手を満足させてしまう対応も有効だとする。また、まとまりかけた会議を、そもそも論からひっくり返してくるような人には、反論ではなく、合理的にやり過ごすのが得策だとして、ファシリテーションのテクニックを紹介している。

 加えて、MSMは自分のなかにも存在するという前提で「負けグセ」「先延ばしグセ」から抜け出すコツも解説。モチベーションの源泉に嫉妬心や誰かのために頑張るエネルギーを認め、上手にコントロールする方法を伝授してくれている。


(久島豊樹/HRM Magazine より)

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