持続的に成果を生み出す力の鍛え方
著者・佐藤 美和
同友館、定価1870円(税込)
人的資本経営を個人の視点に置き換え、勤労者自身の強み「じぶん資産」(著者の造語)を高めていく方策をガイドする1冊。
「じぶん資産」とは「いつでも、どこでも成果を出せる力」とシンプルに定義され、他部署へ行っても、他社に転職しても、状況にうまく適応し価値あるアウトプットを創出できる"再現性"がカギだとされる。知識・スキル・経験は「じぶん資本」ではあるが、使わなければ埋もれたまま。これらを使って、具体的な成果を出せる力が「じぶん資産」だと説明する。例えば、データ処理能力という資本を持っている場合に、集計作業で終わるか、業務改善に活かし成約率向上といった成果まで導けるかの差、一般化すると"思考と行動の差"に行きつくと述べている。
働く個人には、「じぶん資産」を育てる10のセルフアクションを整理してアドバイス。転じて、企業には社員の「じぶん資産」を育てる側だとして、①思考と行動を広げる、②人とつながる、③価値を生み出す、という3つの仕組みを掘り下げて有効な打ち手を提案している。
(久島豊樹/HRM Magazine より)






















