若者を受け入れると会社が変わる!
著者・前山 総一郎
ナカニシヤ出版、定価2640円(税込)
大学の就職支援センター長を経験し、海外の就労支援(地域連携)事情を研究し、「三方良しのインターンシップ」を提唱する著者が、本書に5社の事例を紹介する(三方とは学生・社員・企業を指す)。
5社とも職場に学生を受け入れる活動自体は「インターンシップ」といえるが、実のところは就活でも採用でもなく、組織変革を誘発させる経営インパクトの大きさに驚かされる。不活性な日常に若い人が入ってきて「やりがい」を問われた社員が戸惑い、それが起点となって社員も会社もポジティブな姿勢に変わっていくというストーリーが典型だ。黙々と職人が働くような職場でも、若い人が刺激になり化学反応が起き、企業自身の問いに跳ね返って「経営指針」の見直しにまで動き出し、パーパス・クレドが意味のあるものに変わった会社もある。松・竹・梅の3コースを用意したり、「育てる人財が育つ」メリットを狙ったり、企業側の創意工夫もリアルに描かれている。
求人マッチングなどとは次元の異なる"本質的な場づくり"の重要性に気づかされる。
(久島豊樹/HRM Magazine より)






















