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2014年5月16日

今春の大卒就職率は94.4%  3年連続改善、文科、厚労省調べ

 文部科学、厚生労働両省が16日発表した今春卒業した大学生の就職率は94.4%(4月1日時点)となり、前年より0.5ポイント上昇し、過去最低だった2011年を底に3年連続の改善となった。ただ、就職希望者のうち、2万2000人ほどが内定していないと推定される。

 就職者数は推定約38万3000人。男女別では男子93.8%、女子が95.2%、文理別では文系が94.0%、理系が96.4%となり、今回も女子と理系の就職率が高かった。

 一方、高校生は98.2%(3月末時点)で前年より0.6ポイント上昇し、4年連続の改善となった。就職者数は約16万1000人。

 リクルートワークス研究所が4月24日に発表した来春の大卒求人倍率は1.61倍で、今年の1.28倍よりさらに0.33ポイントと大幅に上昇しており、就職市場は「売り手市場」が続きそうだ。

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