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2014年5月18日

13年度の所定内給与、8年連続減  厚労省の13年度平均毎月勤労統計

 厚生労働省が16日発表した毎月勤労統計調査(確報、従業員5人以上)の2013年度平均統計によると、労働者1人あたりの現金給与総額は月31万3995円(前年度比0.1%増)となった。しかし、残業代などを除いた所定内給与は24万1064円(同0.5%減)だった。

 現金給与総額は11、12年度と2年連続でマイナスだったが、3年ぶりにプラスに転じた。しかし、所定内給与は06年度から8年連続のマイナスが続いており、プラスに転じたのはもっぱら残業代やボーナスのためとみられる。今年の春闘ではベースアップに踏み切る企業が相次いだため、所定内給与もプラスに転じる可能性が出ている。

 月間総実働時間は145.7時間(同0.2%減)だが、内訳は所定内労働時間が134.9時間(同0.5%減)、残業などの所定外労働時間が10.8時間(同4.4%増)。総実働時間は2年連続のマイナスだった。

 常用労働者は4626万5000人(同0.9%増)。うち、一般労働者は3260万1000人(同0.2%増)、パートタイマーは1366万4000人(同2.9%増)だった。常用労働者は04年度から一貫して増えているが、パートの増加が主要因。

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