ニュース記事一覧へ

2015年3月13日

「正社員採用予定あり」が7年ぶり6割超え  帝国データ、2015年度雇用の企業調査

 帝国データバンクが12日発表した「2015年度の雇用動向に関する企業の意識調査」によると、正社員の採用予定(新卒、通年を含む)のある企業は63.6%(前年比4.1ポイント増)となり、リーマン・ショック前の08年度の62.6%以来、7年ぶりに6割を超えたことがわかった。10業界中7業界で6割を超えており、企業の人手不足が広範囲に及んでいることを裏付けた。

 また、非正規社員の採用予定のある企業も50.2%となり、07年度の57.6%以来、8年ぶりに5割の大台を超えた。とりわけ、従業員301~1000人の企業では73.8%、1001人以上の企業では72.1%に達している。

 一方、「注力している人材」については、「若者」が34.1%で最も多く、「女性」は15.1%にとどまった。しかし、これも1001人以上の企業では「女性」が33.6%とダントツに高く、大企業ではダイバーシティーの浸透が進んでいる様子がうかがえた。

 調査は今回で11回目。2月中旬、2万3365社を対象に実施、1万593社(45.3%)から回答を得た。

PAGETOP