現行法の規定で定められている１０月１日施行の労働者派遣法に関する「労働契約申し込みみなし制度」について、東京労働局は８月上旬に一般公開の説明会を開催する予定だ。周知徹底が目的で、開催場所は東京都内になる見込み。開催日程や参加申し込みの案内などは、一両日中にも主催する東京労働局が告知する予定だ。
「みなし制度」については「解釈」に難しい側面があるため、派遣事業者、受け入れ企業である派遣先、派遣社員、さらには弁護士や社会保険労務士などの関心が高い。全国の都道府県労働局には厚生労働省職業安定局が７月１０日付で「通達」を出しているほか、先週末には経済団体や人材サービス関係などの業界団体を通じて「通達文」を配布している。
今回の説明会開催は、文書に加えてより丁寧に伝えることを狙っている。開催の詳細は現在、東京労働局が鋭意、調整と詰めの作業を行ってる模様だ。
