日本経団連が4日発表した今年夏のボーナス妥結結果(最終集計)によると、平均妥結額(加重平均)は90万5165円で前年比1.46%増となった。増加は4年連続で、90万円を超えたのは2008年以来、8年ぶり。
製造業の平均は93万6353円(同1.94%増)となり、比較できる1997年以降で最高となった。業種では自動車が106万5091円(同3.45%増)で最高。非製造業の平均は79万2213円(同0.09%増)にとどまった。
今回は企業業績の改善を反映しているものの、英国のEU離脱などで足元では円高・株安が進んでおり、来年のボーナスも増加が続くかどうかは不透明だ。
調査は東証1部上場で従業員500人以上の大企業141社が対象となった。