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2019年5月15日

「いま最も働きたい企業」にサントリーHD  エンプロイヤーブランド・リサーチ2019

 勤務先として魅力ある企業を世界共通基準で測る「エンプロイヤーブランド・リサーチ2019」の結果発表と表彰式が15日、都内で開かれた=写真・上。「いま最も働きたい企業」の総合1位はサントリーホールディングス(HD)で、3年ぶり3度目の栄冠を獲得。総合2位は味の素、3位にトヨタ自動車(トヨタ)が輝いた。海外企業部門は、Apple Japanが2年連続で1位に選ばれた。

n190515_1.jpg 総合人材サービス会社・ランスタッドホールディング・エヌ・ヴィー(本社:オランダ)の「グローバルブランド」を活かした調査。日本法人は2012年から参加し、今年で8回目を迎える。企業の採用活動や組織力向上を目的とした国内最大規模の調査で、調査に参加した世界32の国と地域が、それぞれの国の調査結果を発表し、表彰式を開催している。

 日本法人・ランスタッド(東京都千代田区)が開いた表彰式には、受賞企業の人事担当者やマスコミ関係者らが集まった。表彰式では、アワードの「象徴」となっている人型の磁石がたくさん集まったトロフィー、またはクリスタルトロフィーが日本法人のカイエタン・スローニナ会長兼CEOから受賞企業の代表者に手渡された。総合1位の栄冠を手にしたサントリーHDの神田秀樹執行役員は「名誉ある賞を頂き、HR部門に携わるものとして励みになる。グローバルの活動が広がり、海外に働く仲間が増える中、働く場として誇りが持てることと外部からみて働いてみたい会社の両面に取り組んでおり、それを評価して頂いた」と喜びの言葉を述べた。

 今年は、日本法人が独自で、求職者目線で評価する「働いてみたい注目成長企業」調査も行われ、湖池屋が1位を獲得した。今年の調査結果を総評して、ランスタッド日本法人の猿谷哲社長兼COOが「超少子高齢化に突入した日本では人材の確保自体が大きな課題。エンプロイヤーブランディングは雇用戦略だけでなく、経営戦略の要としてさらに注目されていく。調査を通じて、企業の真の可能性の実現に貢献していきたい」と強調した。

n190515_2.jpg 表彰式に続いて、サントリーHDの神田執行役員と味の素の高倉千春グローバル人事部長、楽天の杉原章郎常務執行役員が登壇。ランスタッドEAP総研の川西由美子所長を進行役に、「受賞企業と探る、国際人材がいかに育つ組織にするか」と題してパネルディスカッションを展開した=写真・下。また、受賞企業を主役に懇親会も開かれ、異業種の人事担当者らが交流を深めた。

 同アワードは2000年から世界各地で実施され、年々、調査対象国を拡大。大手グループ企業から各国の地場産業、または現地の日本法人企業など、さまざまな分野の魅力ある企業を表彰し、他で行われている企業調査や表彰とは一線を画す「エンプロイヤーブランド(企業魅力度)」調査として、世界で実績と評価を獲得。日本の調査は18歳~65歳までの男女で、独立性と客観性を確保し、主観による偏りを避けるため、第3者専門機関であるTNS(イギリス)とJWC(アメリカ)に委託している。

≪エンプロイヤーブランド・リサーチ~いま最も働きたい企業2019~総合トップ10≫
1位=サントリーホールディングス(サントリー)、2位=味の素、3位=トヨタ自動車(トヨタ)、4位=ソニー、5位=パナソニック、6位=楽天、7位=キリンホールディングス(キリン)、8位=日清食品ホールディングス(日清食品)、9位=花王、10位=アサヒグループホールディングス(アサヒ)

≪注目企業トップ5≫
1位=Google Japan(グーグル)、2位=カルビー、3位=ヤフー(Yahoo)、4位=クックパッド、5位=キーエンス

≪海外企業部門トップ5≫
1位=Apple Japan、2位=アマゾンジャパン(Amazon)、3位=プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)、4位=中外製薬、5位=ジョンソン・エンド・ジョンソン

≪働いてみたい注目成長企業トップ5≫
1位=湖池屋、2位=味の素ベーカリー、3位=メルカリ、4位=ライドアンドコネクト、5位=新日本科学PPD
 

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