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2020年6月 2日

1~5月の早期・希望退職募集33社 昨年1年間に並ぶ、東商リサーチ調査

 東京商工リサーチが2日発表した上場企業の早期・希望退職者募集状況によると、募集に踏み切った企業は今年1~5月で33社となり、前年同期の17社の2倍に上ることがわかった。昨年の年間35社とほぼ並び、5月で30社を超えたのは13年の36社以来7年ぶりという。

 同社によると、年初は小売や食品関連で将来の市場縮小を見越した先行型の実施が多かったが、次第に新型コロナウイルスによる業績悪化による事案が増えているという。新型コロナを原因とする募集企業はラオックス(家電量販)、HANATOUR JAPAN(旅行会社)、ベルトラ(旅行会社)、岡本硝子(特殊ガラス)、ぱど(フリーペーパー)の5社。

 一方、同社によると、新型コロナの関連破綻は1日時点で197件。帝国データバンクの調査では、2日時点で205件となっている。

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