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2021年5月 7日

31%の事業所で違法残業、是正勧告 昨年11月、厚労省実施

 厚生労働省は7日、昨年11月の「過重労働解消キャンペーン」期間に実施した重点監督結果を発表した。それによると、疑わしい9120事業所を調査したところ、72%に当たる6553事業所で労働基準法などの違反があり、中でも31%に当たる2807事業所で違法な時間外労働、5%に当たる478事業所で賃金不払い、20%に当たる1829事業所で健康障害防止措置を実施していないことがわかり、是正勧告書を交付した。

 違法残業では、月80時間を超えた所が640事業所あり、そのうち同100時間超が341事業所、同150時間超が59事業所、同200時間超が10事業所あった。

 違法残業で是正勧告を受けた事業所を業種別にみると、「商業」が654事業所、「製造業」が649事業所に上り、この二業種だけで46%を占めた。

 19年の場合は対象8904事業所のうち、75%に当たる6707事業所で法令違反が見つかり、そのうち41%に当たる3602事業所で違法な時間外労働があった。

 労基法の改正により、時間外労働は原則として「月45時間、年360時間」の上限規制が設けられ、大企業は19年4月、中小企業は20年4月から適用された。


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