厚生労働省が9日発表した毎月勤労統計調査の昨年12月速報値(従業員5人以上)によると、労働者1人あたり現金給与総額は63万1986円(前年同月比2.4%増)で48カ月連続のプラスとなった。しかし、物価上昇分を差し引いた実質賃金指数(20年=100、持ち家の帰属家賃を除く)は172.2(同0.1%減)となり、1月から12カ月連続のマイナスになった。
給与額のうち、基本給などの所定内給与は27万942円(同2.2%増)、冬ボーナスなどの特別給与は34万601円(同2.6%増)。雇用形態別の総額は、正社員が中心の一般労働者が86万842円(同2.7%増)、パートタイム労働者は13万1977円(同1.1%増)だった。
産業別で大きく伸びたのは、「鉱業、採石業等」の95万5068円(同16.0%増)、「生活関連サービス等」の35万8889円(同8.0%増)など。「運輸、郵便業」が66万2892円(同0.6%減)と減った以外、15産業でプラスとなった。
月間総実労働時間は134.4時間(同1.7%減)。月末の常用労働者数は5190.4万人(同1.2%増)で、パートタイム比率は31.44%(同0.22ポイント増)だった。
昨年年間も実質1.3%減、4年連続のマイナス
この結果、2025年の年間平均(速報)では現金給与総額が35万5919円(前年比2.3%増)と5年連続のプラスとなったが、実質賃金は98.0(同1.3%減)と4年連続のマイナス。24年の同0.3%減からマイナス幅も拡大した。
所定内給与は26万7551円(同2.0%増)、特別給与は6万8483円(同3.8%増)でボーナスなどが伸びた。一般労働者は46万5895円(同2.9%増)、パートタイム労働者は11万4455円(同2.3%増)となり、パートの伸びが正社員を下回った。短時間勤務が増えたためとみられる。
産業別では「鉱業、採石業等」の46万8935円(同13.4%増)が最も伸び、「電気・ガス業」が63万7601円(同6.3%増)で続いた。「運輸、郵便業」だけ37万9907円(同1.8%減)のマイナスだった。
月間実働時間は135.0時間(同1.4%減)と2年連続の減少。常用雇用者は5156.5万人(同1.5%増)となり、パート比率は31.30%(同0.44ポイント増)となった。






















