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2021年6月15日

5月のバイト時給は1120円 求人件数は昨年の反動増、ディップ調査

 ディップが15日発表した5月のアルバイト時給は平均1120円で、前月比9円(0.8%)増、前年同月比55円(5.2%)増となった。前月比は3カ月ぶりのプラス、前年同月比は5カ月連続のプラスとなった。

n210615_2.png 大職種別にみると、事務が1313円(前年同月比9.7%増)、サービスが1273円(同5.5%増)など8職種で前年を上回り、製造・技能のみが1059円(同3.6%減)で下回った。ただ、主力の飲食が1002円(同0.2%増)とプラスにはなったものの、緊急事態宣言の影響でまだ低水準で推移している。

 地域別では関東が1165円(同3.6%増)、東海が1057円(同3.0%増)、関西が1232円(同12.2%増)、九州が970円(同2.6%増)と全地域でプラスとなった。

 同社の「バイトル」に掲載された求人件数は約17.3万件で、前月比4.4%減、前年同月比66.4%増。前月比は4カ月ぶりのマイナスだが、前年比は4、5月とプラスに転じ、5月は前年5月の10.4万件(同40.9%減)の反動で大きく伸びた。

 一方、リクルートが同日発表した5月のアルバイト・パート平均時給は1091円で前月比0.7%増、前年同月比1.5%増だった。事務系が1165円(前年同月比同3.1%増)と06年以降の過去最高を記録した。新型コロナのワクチン接種でコールセンターの案件が多いことなどが要因。

 また、マイナビが11日に発表した5月のアルバイト・パート平均時給も1102円で前月比0.3%増、前年同月比1.2%増となった。

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