東京商工リサーチが24日発表した2025年度「倒産発生率」は0.284%(前年度比0.006ポイント増)となり、21年度の0.167%を底に4年連続で上昇し、過去10年の最悪を記録したことがわかった。発生率は倒産件数を普通法人数で割った数字。
業種では「情報通信業」がソフトウエア業などの不振で0.458%と2年連続のワーストとなり、人件費上昇などで「卸売業」が0.441%、燃料高などで「運輸業」が0.440%と労働集約業種で目立った。ただ、卸売業は価格転嫁が徐々に進み、運輸業も価格交渉が進んだ結果、倒産件数、発生率ともに改善した。
25年度は2年連続で1万件を超える倒産が発生し、物価高や人件費上昇に苦しむ企業が増えていることをうかがわせた。同社は、26年度も中東情勢の悪化による原油高などの影響で、倒産件数、発生率ともに緩やかに上昇すると予想している。






















