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2026年4月23日

27年卒の大卒求人倍率は1.62倍に低下 今春の新卒月給は23.7万円、リクルート

 リクルートワークス研究所が23日発表した2027年大卒求人倍率調査によると、大学生・大学院生の企業の求人倍率は1.62倍(前年比0.04ポイント減)と2年連続で低下する見通しとなった。一方、26年4月入社の新卒初任給は平均23.7万円(同3.9%増)と4年連続で増えたことなどから、同社は「企業の採用意欲が高い状況が続く」と予想している。

 企業の求人予定総数は約74.8万人(同2.2%減)に対して、学生の就職希望者数は約46.2万人(同0.3%増)と微増していることから、求人倍率自体は少し下がる見通し。倍率は25年卒の1.75倍まで3年連続で上昇したものの、人手不足で中小企業を中心に新卒社員の採用が思うに任せず、新卒より中途採用に力を入れる状況となり、昨年から倍率は下がっている。

 企業規模別の求人でも、従業員5000人以上企業が5.5万人(同4.0%増)に増えているのに対して、1000~4999人企業は15.8万人(同1.4%減)、300~999人企業は15.1万人(同1.6%減)、300人未満企業は38.5万人(同3.5%減)と軒並み減っており、新卒採用は大企業に偏りつつある。

 一方、初任給は規模を問わず増やす企業が多く、5000人以上企業が25.6万円(同6.2%増)、1000~4999人企業が24.8万円(同5.1%増)、300~999人企業が23.8万円(同3.9%増)、300人未満企業が22.8万円(同3.2%増)といずれも増加。ただ、増加率は規模が小さくなるほど低い傾向がみられ、「規模の格差」が拡大している様子がうかがえる。業種別では不動産業が25.2万円で最も高く、建設業が24.9万円、金融・保険業が24.7万円で続いている。

 調査は1月23日~3月2日、従業員5人以上の全国8200社を対象に実施し、3933社分について回収、分析した(回収率48.0%)。

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