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2021年7月26日

3月期の従業員数は約281万人 上場1898社、東商リサーチ

 東京商工リサーチが26日発表した2021年3月期決算の上場1898社の従業員(正社員)数は280万8097人で前年より2万8630人、1.0%増えた。18年から3年連続で増えている。

 従業員が増えた企業は1140社で前年比5.3%減、減った企業は697社で同7.8%増。産業別の従業員数は製造業が約163万人(同0.9%増)で最も多く、運輸・情報通信業が約41万3000人(同2.1%増)で続いた。これに対して、不動産業は約2万人(同6.3%減)、ガス業が約1万8000人(同11.4%減)と減少している。

 前年から1万人以上増えた企業は本田技研1社で、最も減ったのはシャープの4443人。上場企業は関連会社の吸収合併などで従業員数が大きく変動するが、メーカーの雇用規模の大きさを改めて印象付ける結果となっている。

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