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2022年3月22日

地方移住者の4割近くがIターン 過半数が「転職なし」、パーソル総研

 パーソル総研が22日発表した「有職者の地方移住に関する調査」によると、都道府県をまたぐ地方圏へ移住をしたことのある人の移住タイプは故郷とは別の地域に移住する「Iターン」型が38.6%で最も多く、移住に伴って転職していない人が53.4%を占めることがわかった。

 移住タイプではIターン型の次が故郷に戻る「Uターン」型の20.2%、主な生活拠点を他地域にも持つ「他拠点移住」型が17.3%と続いた。移住の際の転職では「転職した」が43.4%あり、移住に伴う収入では58.6%が「変化なし」と答え、「増えた」が18.0%、「減った」が23.4%だった。移住後の「幸福感」を5段階で評価してもらったところ、最も高いのは「Uターン」型の3.53で、「配偶者地縁型」の3.47が続いた。

 一方、今後の移住を検討中の人のうち、最も多い移住タイプはIターン型の56.7%で、テレワークなどによる在宅勤務や遠隔地居住の可能な人が多かったものの、過半数の51.3%が「何らかの不安」を持っていることもわかった。

 これらの結果について同社は「従来、移住には転職を伴うと考えられ、地方圏には適した仕事がないことが課題となっていたが、調査結果は働き方の選択肢が増え、働く個人の要望も多様化していることがわかった。企業側も要望に対応できるかどうかが人材獲得の施策になる」と分析している。

 調査は昨年3月25~31日に実施、移住経験者7866人、移住検討者2998人からの回答を集計した。

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