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2022年4月14日

求人情報のコロナ前回復で増収 ディップの2月期連結決算

 ディップが14日発表した2022年2月期連結決算(日本基準)によると、売上高は395億1500万円(前年比21.6%増)、営業利益は56億200万円(同23.4%減)、経常利益は53億2000万円(同18.2%減)、当期純利益は34億8700万円(同5.7倍)の増収減益となった。配当は創立25周年記念の1株あたり5円を含む34円で、中間の27円と合わせて61円(同5円増)の増配とした。

 人材市場全体はコロナ前の水準には回復していない中で、パート・アルバイトの求人情報サイト「バイトル」などはおおむねコロナ前まで回復し、売上高は366億8600万円(同16.6%増)に回復。月間契約社数はコロナ前の20年2月期同月比で2月が5.3%増、3月が21.8%増と回復傾向は鮮明になっている。21年5月から介護など特定専門職に限定した「バイトルPRO」の認知向上に向けて23億円近い広告宣伝を展開したため、利益は下げた。

 通期見通しは売上高494億~593億円(同25.0~50.1%増)、営業利益94億~169億円(同67.8~3.0倍)、当期純利益59億~111億円(同69.2~3.2倍)と幅を持たせたが、大幅な増収増益を見込んでいる。コロナ収束の場合とコロナの影響が変わらない場合の上下限値を示した。

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