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2022年9月28日

21年の平均給与、3年ぶり増加 女性は初の300万円台、国税庁

 国税庁が28日発表した2021年「民間給与実態統計調査」によると、民間社員の平均年間給与は443.3万円(前年比2.4%増)で、3年ぶりの増加に転じたことがわかった。19年は景気後退、20年はコロナ禍で2年連続の減少となったが、21年は景気回復でようやく増えたものとみられる。

 男女の内訳は男性が545.3万円(同2.5%増)、女性が302.0万円(同3.2%増)となり、女性は初めて300万円台に乗せて過去最高。男性は過去最高だった1997年の577万円には及ばなかった。

 就労形態別では、役員を除く「正社員」が508.4万円(同2.6%増)、パート・アルバイトなどの「正社員以外」(非正規)が197.6万円(同12.1%増)だった。非正規は最低賃金の上昇や人手不足、同一労働同一賃金の導入などによって大幅に伸びたと考えられるが、まだ200万円台にも届かない低水準が続いている。

 給与所得者5270万人について給与階級別の分布をみると、最も多かったのは「300万円超~400万円以下」の914.5万人で、全体の17.4%を占めた。次いで、「400万円超~500万円以下」の788.2万人で同15.0%。比率は20年度と同じか、わずかに増えた。

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