ニュース記事一覧へ

2024年3月15日

賃上げ率5.28%で33年ぶりの高水準、連合・春闘集計 有期・短時間・契約労働者は6%台

 連合が15日発表した第1回春闘回答集計によると、ベースアップ(ベア)と定期昇給を合わせた賃上げ率(771労組、加重平均)は5.28%で、33年ぶりの高水準となった。また、有期・短時間・契約などの労働者は、賃上げ額(加重平均)が時給で71.10円、月給で1万5422円となり、いずれも引き上げ率が6%台で一般組合員を上回った。

n240315.jpg 連合の芳野友子会長=写真=は同日夕の記者会見で、「産業や企業、そして日本経済の成長につながる『人への投資』の重要性について、中長期的視点を持って粘り強く交渉した結果だ」と評価。「有期・短時間・契約の賃上げ結果も、格差是正に向けて前進できる内容と受け止める」との認識を示したうえで、「これからが本当の正念場だ」と強調した。

 第1回集計は、15日午前10時までに回答を受け取った組合が対象。賃上げ分が明確にわかる654組合の賃上げ分は1万1507円・3.70%となり、比較できる2015年以降で最も高くなった。

 連合が3月7日に発表した春闘要求集計(4日時点)によると、月例賃金の引き上げを要求した3102組合の加重平均が5.85%、1万7606円と30年ぶりに高い要求となっていた。 


【関連記事】
自動車など大手、2年連続の大幅賃上げ
満額回答相次ぐ、春闘集中回答日(3月13日)

カギ握るコスト転嫁、24年春闘終盤
「5%以上」相次ぐ大企業、中小は?(3月4日)

  • 会員限定メールサービス「triangle」
  • 労政インタビュー
  • 実務詳解 職業安定法
  • 実務詳解 職業安定法
  • 人材ビジネス総合支援システムORIDA
  • FLJ
  • 社会保険労務士法人すばる
  • CROSS STAFF
  • 社労士法人ユアサイド中宮伸二郎
  • 労働新聞社
  • 三松堂株式会社
  • ワイン
  • HRMマガジン

JAPAN PRIVACY CONSULTANTS ASSOCIATION

PAGETOP